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巨人“お家芸”大補強 存在感失う、生え抜き若手有望株

 プロ野球の巨人が今オフ、若手の悲鳴が聞こえてきそうな大補強を推し進めている。広島に独走を許した2016年の二の舞はごめんとばかりに、投手、野手を問わずに実績十分の中堅・ベテランを多数獲得。新戦力の積極起用は確実で、活躍の場が狭まる生え抜きの有望株は存在感を失うばかりだ。

 巨人が“お家芸”の大補強を発動中だ。12月5日にはフリーエージェント(FA)で獲得したDeNAの先発右腕・山口俊(29)とソフトバンクの救援左腕・森福允彦(30)が入団会見。さらに日本ハムの外野手、陽岱鋼(29)についても秒読みに入った。日本ハムからは先発左腕の吉川光夫(28)をトレードで、外国人では13年に楽天の日本一に貢献した内野手のマギー(34)を戦列に加えた。

 いずれも主力級の実力者で、ツボを押さえた補強でもある。今季に自己最多の11勝を挙げた山口俊と12年のパ最優秀選手に選ばれた吉川光には先発の一角を任せられ、森福は衰えがみえる救援左腕・山口鉄也(33)をカバーできる。陽は球界を代表する外野手で、一、三塁を守れるマギーはベテランの域に入りつつある阿部慎之助(37)や村田修一(35)の保険にうってつけだ。

 山口俊と森福の入団会見に同席した高橋由伸監督は山口俊を「現役時代に対戦して力は分かっている。先発完投してもらえるピッチャー」と評価し、森福には「終盤に投げてチームの力になってほしい」と期待。巻き返しを誓う就任2年目の来季、実績のある新加入選手を頼りにしていることがうかがえる。

 一方、生え抜きの若手を取り巻く環境は厳しさを増す。15年のドラフト1位で入団した右腕の桜井俊貴(23)は故障もあってルーキーイヤーは1試合の登板にとどまり、即戦力の評価に見合う活躍ができなかった。来季、先発で桜井より先にチャンスを与えられるのは山口俊であり、吉川光になるのだろう。

 14年のドラフト1位で入団した内野手の岡本和真(20)も苦しい。16年の開幕前は村田と三塁の定位置を争う期待の星だったが、現時点における来季の位置付けは、16年のベストナインに輝いた村田のバックアップをマギーと争う立場。将来を嘱望される大砲候補だけに、早期の才能開花を願うファンは寂しく感じているに違いない。

 思い起こされるのは、吉川光らとのトレードで日本ハムに移籍した大田泰示(26)だ。超高校級スラッガーの肩書を引っ提げて08年のドラフト1位で入団しながら、厚い選手層を打ち破れないまま巨人を去ることになった。自身の実力不足といわれればそれまでだが、“旬”を逃した結果だったとすれば悔やまれる。

 16年の日本シリーズは、出来上がった選手に見向きもせずに生え抜きの若手を我慢強く起用して才能を最大限に引き出した日本ハムと広島の間で争われた。巨人が積極補強を原動力に上位を維持し続けている以上、有効な戦略ではあるのは間違いない。しかし、巨人が日本ハムの大谷翔平や中田翔、広島の鈴木誠也や丸佳浩といった才能を生かし切れない球団かもしれないと考えると、罪深い手であるのも確かである。


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武豊「厩舎の馬に乗るのが楽しみ」 弟・幸四郎調教師転身に

 JRAは8日、17年度新規調教師合格者を発表。メイショウマンボで13年オークスを制すなど、G16勝を挙げる武幸四郎騎手(38)=栗東・フリー=が合格した。

【写真】弟・幸四郎との2ショット

 吉報を出張先の香港(香港C出走のエイシンヒカリの追い切りの騎乗)で受けた兄の武豊騎手(47)=栗東・フリー=は「一生懸命勉強する姿を見ていたからこの知らせはうれしいですね」と我が事のように喜んだ。「彼なりに覚悟を決めて目指した新しい道なので頑張ってほしい」とエールを送り、「開業したら幸四郎厩舎の馬に騎乗できることを楽しみにしています」と“武兄弟”によるタッグ実現を望んだ。

 幸四郎は元騎手、元調教師の“名人”武邦彦の四男、“天才”武豊の弟として注目され、97年3月1日に騎手デビュー。初勝利がデビュー翌日のマイラーズC(オースミタイクーン)で、JRA史上最短記録となるデビュー2日目での最年少重賞制覇を成し遂げた。

 同年に37勝を挙げてJRA賞最多勝利新人騎手を受賞。00年にはティコティコタックで秋華賞を勝ち、G1初制覇を決めている。


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韓国の元高官、「キム・ヨナ好きではない」発言を謝罪―韓国メディア

2016年12月7日、韓国メディアによると、朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人による国際介入疑惑で、韓国国会で同日開かれた第2回公聴会に証人として出席した韓国文化体育観光部の金鍾(キム・ジョン)前次官は、フィギュアスケート女子五輪金メダリストのキム・ヨナに対し、かつて「好きではない」と発言したことを謝罪した。中国新聞網が伝えた。

金前次官は公聴会で「なぜキム・ヨナが好きではないと発言したのか」と問われ、「その点について理由は明らかにできないが、発言は妥当ではなかった。キム・ヨナ選手とファンに深く謝りたい」と述べた。

また、金前次官は競泳韓国代表の朴泰桓(パク・テファン)にリオ五輪出場断念を強要したとされる疑惑について、「朴選手はリオ五輪出場を望んで私に連絡してきた。しかし、私にそれを決定するような権利はないため、出られなかった場合にどうするか説明した」と説明。「朴選手は私の話を誤解したのだと思う」と語った。(翻訳・編集/大宮)


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FAの陽岱鋼、巨人入団へ 4年総額10億円超えか

 日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した陽岱鋼外野手(29)が7日、巨人に入団することが決定的となった。獲得に乗り出していたオリックスに陽側から断りの連絡が前日に入り、関係者の話では入団先が巨人に絞られた。契約は4年総額10億円(金額は推定)を超えるとみられる。

 台湾生まれの陽岱鋼は福岡第一高から2005年の高校生ドラフト1巡目で日本ハムに入団。12年から3年連続でゴールデングラブ賞を獲得し、11年目の今季は打率2割9分3厘、14本塁打、61打点でチームの優勝に貢献した。巨人は中堅手が補強ポイントで、11月末に正式にオファーを出し、交渉を進めていた。


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元フィギュア村主がヌードになったワケ 極貧生活をTV告白

 元日本フィギュアスケート界のスターで、「氷上の女優(アクトレス)」と呼ばれた村主章枝(すぐり・ふみえ)さん(35)の今の生活が、悲惨過ぎると話題になっている。

 年収は普通のOLよりも少なく、地方のホテルを転々としながら食事はコンビニのサラダだけで済ますことが殆どという極貧生活。人前への露出はというと、週刊誌のヌードグラビアに登場したり、バイセクシャル(両性愛)を公言し、性別を超えた恋愛を訴える講演会に出たりしているのだという。ネット上では「なんでこうなった?」などと驚きが広がった。

■「地方のホテルを転々とする極貧生活を送っている」

 そんな村主さんの今を紹介したのが、2016年12月6日未明(5日深夜枠)放送の番組「あの天才のその後...今を追跡してみました」(テレビ東京系)。村主さんといえば、2000年初頭に日本で最も活躍したフィギュアスケート選手の一人で、03年には日本人として初めてグランプリファイナルで優勝した。02年、06年には2大会連続で五輪入賞を果たし、14年に28年に渡る競技生活を引退した。それから2年、有名選手の場合はテレビ解説者になったり、スケートショーに引っ張りだこになったりして引く手あまたなはずだが、とんと村主さんの名前をメディアで見なくなっていた。


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