香港と深セン、株取引リンクが12月から始まる

このところ、2008年の金融危機関連のドキュメンタリーをいろいろと見ています。また、たまたま図書館でタックスヘイブンの書籍が合ったので読んでいるのですが、危機が深まっていた90年代や2000年代、わたし個人としては、そんな巨額なお金が世界では動いているとはまったく想像すらしていませんでした。

 

ただ、あの頃は、自分なりの青臭い幻想を追い求めることに夢中で...

 

先ほど、録画しておいたBBCのテクノロジー番組「クリック」を見ると、ちょうど深センの多くのスタートアップが紹介されていました。

 

今は、いくらか世界を浅く広く見渡しているので、中国のバブルは今にも崩壊しそうだという話をよく耳にします。「クリック」で紹介されたスタートアップで働く若い中国人はおそらく、バブル崩壊のことなんて気にもかけずに彼らの情熱とか、あるいは妄想などに取り憑かれるように日々、新しいものを生み出そうともがいているのです。あの頃の自分にも重ねあわせて、そんなひたむきな中国の若者を経済危機が襲うのは、見ていて心が痛いですが、そうやって経済とかテクノロジーというのは発展していくのだと思います。



China will start its second stock-trading link with Hong Kong on Dec. 5, another step in the country’s efforts to open up the mainland market.

The Shenzhen-Hong Kong connect will give investors in the city access to stocks on the Shenzhen Stock Exchange, where many Chinese technology companies are listed. The program has been awaited for more than two years following the launch of the Shanghai-Hong Kong connect in November 2014. 

The link’s start was announced by regulators amid the yuan’s biggest monthly decline against the U.S. dollar since a one-time devaluation in August last year. The Shanghai and Shenzhen connections are a key part of China’s push to internationalize its currency and should also help the country’s stocks integrate into the world’s markets. When MSCI Inc. in June rejected the nation’s shares for inclusion in its global benchmarks, among the issues it cited were barriers facing foreign investors wanting to trade in China.

中国は内地のマーケットを開放するための取り組みの一環として、香港との2つ目のリンクをスタートする。

 

その相互リンクによって、多くのテクノロジー企業が名を連ねている深セン株式取引所に投資家はアクセスすることができるようになる。このプログラムは上海との相互リンク発足から2年以上も待たれていた。

 

その発表は、去年の8月以来最大のドルに対する中国元の下落のさなかに行われた。上海と深センの連携は、中国が推している中国元の国際化の重点項目であり、株式を世界市場と統合していく助けとなるはずだ。MSCIが6月に中国の株式をグローバル・ベンチマークに含めることを拒否した時、外国人投資家が中国での取引を望んでいるがそこには障壁があると言及された。

 

 

 

 

 



[香港 17日 ロイター] - 中国国務院(内閣)は16日、深センと香港の両証券取引所間の相互株式取引の実施を承認した。これにより、外国人は香港を通じて、中国ハイテク株への投資が可能になる。ただファンドマネジャーは、割高感と投機への警戒感から、多くは参加をためらうのではないかと見ている。

昨年の中国株暴落の記憶はまだ新しい。中国経済が鈍化し人民元も約6年ぶり安値圏にある中で、海外マネーが殺到するとは考えにくい。

深セン市場はハイテク株が全体の4分の1近くを占めるが、その多くは小規模で知名度も低い。深セン市場全体のバリュエーションは香港を30%超上回っており、海外で上場している中国関連株より高い。



海外の投資家には取り引きが制限されている、中国・深※センの株式市場の銘柄を、香港の証券取引所を通じて売買できる制度が、来月から始まることになり、景気減速への懸念などから株価が伸び悩む中国の株式市場に、新たな投資資金を呼び込めるのか注目されます。

中国と香港の証券監督当局は25日、広東省深センと香港の証券取引所との間で、それぞれの市場に上場する銘柄を売買できる制度を、来月5日から始めると発表しました。

これにより、香港や海外の投資家は、これまで一部の投資家だけが取り引きできた深セン市場のおよそ400の銘柄を、香港市場を通じて売買できるようになります。

深セン市場にはITやハイテク関連企業が多く上場していて、中国の景気減速への懸念などから株価が伸び悩む中、新たな投資資金を呼び込んで、株価の上昇や企業の競争力の強化につなげられるのか注目されます。

一方、中国本土の個人投資家も、香港市場の900近くの銘柄を売買できるようになります。

香港市場とのこうした相互取り引きは、おととしから上海市場でも始まっていて、中国政府としては、金融の自由化を着実に進めていることをアピールする狙いもあるものと見られます。