中国: 違法な胎児の性別操作を逮捕

「一人っ子政策」は終わったと聞いたのですが、これはどういうことでしょうねぇ?

 

 

中国が一人っ子政策をやめるのはなぜ?

 

 中国政府は10月29日、1979年から実施してきた「一人っ子政策」の廃止を発表しました。中国共産党の中央委員会第5回全体会議(5中全会)が定める経済方針「第13次5カ年計画(2016~20年)」に盛り込まれ、来年3月の全国人民代表大会(全人代)で承認される見込みです。同政策が撤廃されれば、すべての夫婦に第2子の出産が認められるようになります。


Police in China have detained 75 people in connection with a widespread network that illegally determined the gender of unborn babies.


The illegal service - aimed at expectant parents wanting male children - smuggled fetal blood samples to Hong Kong for gender testing, officials say.


It operated across much of China and brought in $30m (£25m).


Despite decades of campaigning, Chinese families, particularly in rural areas, continue to prize boys above girls.


At least 300 people were involved in the illegal service, the authorities in the eastern Chinese province of Zhejiang said.


The size of the operation and the money involved reveal the desperation of the parents who wanted the service, BBC Asia Pacific regional editor Celia Hatton says.


China ended its one-child policy last year, which was seen as contributing to the gender imbalance in China.


But Chinese population officials this week warned that that imbalance, 113 boys for every 100 girls, would remain for years to come.

 

中国の警察は、違法に胎児の性別を操作している拡大中のネットワークとの関連で、75人を拘束した。

 

香港へ胎児の血液サンプルを密輸して、性別検査を行う違法なサービスは、男の子を欲しがっている親を狙っていると担当者は語る。

 

それは中国全土で行われていて、3000万ドルにも上った。

 

数十年に及ぶキャンペーンにも関わらず、中国の家族は、とくに農村地域では、女の子よりも男の子を望み続けている。

 

浙江省東部の関係者は、少なくとも300人がその違法サービスに関わっていたと語った。

 

BBCの編集者は、規模や金額の大きさはそのようなサービスを求めている親たちの切望を象徴している、と言う。

 

男女比の不均衡を引き起こしていたと「一人っ子政策」は去年終わりを告げた。

 

100人の女の子に対して、113人の男の子がいるという不均衡はまだ数年は続くだろうと、中国人口局の職員は警告した。

 

 


戸籍なき子1300万人 学校にも病院にも行けない「ブラックチルドレン」の苦悩

 

 11月24日付の中国紙、第一財経日報によると、中国公安省は「黒孩子(ブラックチルドレン)」と呼ばれる戸籍のない子たちの問題解決に向けた検討を開始した。

 習近平指導部が「一人っ子政策」を廃止し、年内にもすべての夫婦に2人目の出産を認めるのを受け、従来は放置されてきた社会矛盾の解消をめざす。具体的な救済策は今後詰める。

 「黒孩子」は女性が大半とされ、内陸部など把握できていないケースを含めると、数千万人に上るとの推計もある。