中国のハリウッド侵略!

ソニーが80年代にコロンビア・ピクチャーを買収したときと似ているんでしょうか。アメリカの議員たちの中には「安全保障の定義を拡大すべきだ」と求めているひとたちまでいるそうです。

 

中国で知り合った、中国系のアメリカ人はこんな話を聞かせてくれました。

 

アメリカでは彼らは「Chink」と呼ばれて蔑(さげす)まれていたそうで、その意味は「隙間などを詰める」ということです。なぜそんなふうに呼ばれているかというと、鉄道工事などでダイナマイトを使ったりする危険な作業はまず中国人にやらされたそうで、しばしば彼らの死体が瓦礫の隙間を埋めたからだそうです。なんとも残酷な歴史です。

 

しかし、その中国人が今や、そのアメリカを脅かしている。

インドのTataがイギリスのクルマ会社(たしかジャガー)を買収したのを思い起こし、またわたしの脳裏には平家物語の冒頭が浮かんできます。

 

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。


When Wang arrives in Hollywood for a highly anticipated visit later this month, he'll have even bigger game in sight: one of the Big Six Hollywood studios that control as much as 85 percent of U.S. and Canadian box office revenue.

 

If successful, he'll be the first Chinese national to own one.

That's aroused worries that Wang and other aspiring Chinese movie moguls may restrict creative freedoms and spread Chinese propaganda in the U.S. and beyond.

 

Last month, 16 members of Congress wrote to the Government Accountability Office asking it to reconsider how foreign investments in the U.S. are reviewed.

 

Since then, the chairman of the House Intelligence Committee has added his signature to the letter.

 

Wanda's entertainment acquisitions were on the list of worries: "Should the definition of national security be broadened to address concerns about propaganda and control of the media and ‘soft power’ institutions?" the group asked.

今月下旬、非常に懸念されている訪問をWangが行うとき、アメリカとカナダのの85%の利益を左右する6大ハリウッドスタジオの一つさえ狙うことになるだろう。

 

もしそれが成功すれば、彼はハリウッドスタジオを所有した最初の中国人になるだろう。

 

Wangやほかの野心的な映画界の大物たちが制作の自由を制限し、中国のプロパガンダをアメリカやさらに世界中に広めるのではないだろうかという不安が湧いてくる。

 

先月、16人の議員たちはアメリカでの外国投資をどのように精査するのかを見直すよう、政府説明責任局に求めた。

 

その後、下院情報委員会の会長はそのレターに署名を追加した。

 

彼らはWandaのエンターテイメント買収は懸念事項のひとつであり、プロパガンダやソフトパワーのコントロールに対処するために、安全保障の定義を拡大すべきだと求めた。

 


ネット上にはこんなスレッドも、、、

 

【芸能】中国に媚び「万里の長城」映画、でもマット・デイモン主役…ハリウッドご都合主義“人種差別”世界が激怒[9/16]©2ch.net

 

 

 

・中央日報「中国資本、ハリウッドを侵食

  米国国内で「中国資本によるハリウッド侵食」の懸念が高まっている。

  最近中国最高の富豪である大連万達グループの王健林会長が米国のテレビ番組制作会社のディック・クラークプロダクションを10億ドルで買収を推進するというニュースが伝えられた。ゴールデングローブ賞、アメリカンミュージックアワード、ビルボードミュージックアワードなどを主管するディック・クラークプロダクションの買収に成功すれば王健林会長は米国の映画界と音楽界に大きな影響力を発揮することができる。

  ウォールストリートジャーナルは2日、「中国人民解放軍将校出身の中国最高の富豪がエンターテインメント事業を通じ世界に中国文化の影響力を育てている」と伝えた。王健林会長は強大な資本力を前面に出し映画(制作・配給・上映)、テーマパーク、スポーツなどで世界有数のエンターテインメント企業を積極的に買い入れている。ウォールストリージャーナルは中国資本のハリウッド企業買収により米国メディアに対する中国の影響力がますます強まっていると伝えた。中国人俳優を起用するハリウッド映画も急速に増加している。

  王達は2012年にシネマチェーンのAMCエンターテインメントホールディングスを買収し、ハリウッド企業を相次いで買収している。1月には『インセプション』『ジュラシックワールド』などを制作した米レジェンダリーエンターテインメントを35億ドルで買収し、5月に王達グループ系列会社の王達シネマ傘下に再編した。7月にAMCを通じて米国4位のシネマチェーンのカーマイクを12億ドルで買収したのに続き、英国でも欧州最大シネマチェーンのオデオン&UCIを6億5000万ドルで買い入れた。

  最近では日本のソニーピクチャーズと映画制作共同投資などの戦略的提携を結んだ。両社の協力で王達はハリウッドで影響力を拡大し、ソニーは王達の上映館を通じ中国市場進出の助けになる。米ワシントンポストは「中国は社会・経済的影響力を振り回す『ソフトパワー』に対する野心を隠したことがない。中国王達グループが世界を相手にした『ソフトパワー』競争に積極的に進んでいる」と伝えた。

 


Come senators, congressmen

上院議員らよ、下院議員らよ

Please heed the call

どうぞ呼び声を心に留めるがよい

Don't stand in the doorway

出入口に立ちはだかってはならない

Don't block up the hall

大会堂に立ちふさがってはならない

For he that gets hurt

Will be he who has stalled

なぜなら立ち往生する者たちが

傷つく者となるのだから

There's a battle outside

外では戦(いくさ)があり

And it is ragin'.

猛威を奮っている

It'll soon shake your windows

やがて戦火はあなたがたの窓を揺るがし

And rattle your walls

あなたがたの壁をも震わすことだろう

For the times they are a-changin'.

時代という時たちが変化の相にあるのだから。

 

http://d.hatena.ne.jp/komasafarina/20050219