経済 おすすめ書籍

「経済」というと、なにかとややこしいイメージがつきまといますよね。

たしかにいろいろと専門用語があって、とっつきにくいかもしれませんが、まあ世の中の動きを理解するツールだと気楽に考えて、少しずつ馴染んでいってください。

 

ひと通りの用語が分かってくれば、けっこう面白い分野ですよ。

 

 


海賊と呼ばれた男

内容紹介

「歴史経済小説の最高傑作!」(西川善文・元三井住友銀行頭取」、「『宮本武蔵』、『竜馬がゆく』・・・・・・青春歴史小説の新たな”古典”」(末國善己・文芸評論家)--発売以来、激賞の声が止まない、百田尚樹氏の書き下ろし長編。物語は、敗戦の日から始まる。

「ならん、ひとりの馘首もならん!」--異端の石油会社「国岡商店」を率いる国岡鐵造は、戦争でなにもかもを失い残ったのは借金のみ。そのうえ大手石油会社から排斥され売る油もない。しかし国岡商店は社員ひとりたりとも解雇せず、旧海軍の残油浚いなどで糊口をしのぎながら、逞しく再生していく。20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは--出光興産の創業者・出光佐三をモデルにしたノンフィクション・ノベル、『永遠の0』の作者・百田尚樹氏畢生の大作その前編。


【著者コメント】
二 年前のある日、テレビ関係の友人と雑談している時、「日章丸事件って知ってる?」と訊かれました。知らないと答える私に、彼女が概要を説明してくれたので すが、それは俄かには信じられない事件でした。いまだ戦争の痛手から立ち直れないでいた昭和28年、「七人の魔女」と呼ばれる強大な力を持つ国際石油メ ジャーと大英帝国を敵に回して、堂々と渡り合い、世界をあっと言わせた「日章丸」というタンカーがあったというのです。
興味を抱いた私は早速調べ てみましたが、事件の全貌を知るにつれ、驚愕すると同時に震えが止まらなくなりました。そこには現代の日本人が忘れかけている「勇気」「誇り」「闘志」そ して「義」の心を持った男たちの姿があったからです。しかしそれ以上に私を驚かせたことがありました。それは、そんな男たちを率いた一人の気骨ある経営者 の人生です。その九十五年の生涯はまさしく凄絶としか言いようのないものでした。
――なんという凄い男がいたんや!
私は「この男を書きたい!」と心から思いました。いや――書かねばならない!この素晴らしい男を一人でも多くの日本人に知ってもらいたい!それが作家としての使命だ。
気が付けば、取り憑かれたようにワープロに向かっていました。小説家になって六年、執筆しながらこれほどの充実感を覚えたことはありません。
この作品は「小説」という形を取っていますが、登場人物はすべて実在しました。そしてここに描かれた出来事は本当にあったことです。この奇跡のような英雄たちの物語が、一人でも多くの日本人に届くことを心から願っています。

 

口コミ情報

「敗戦直後より日本の復興を信じ、それに向かって邁進した男の記録です。戦後GHQによる日本人への非情な締め付けに対し、大半が隷属する中、徹底抗戦して勝利するという内容です。途中何度も涙しました。もっと早く読むべきでした。」

 

「最近読んだ本の中では、強い感動の残る内容です。先見性のある行動は、現在にも通じる行動です。一代で生業を築き上げる企業家とは、こうした未来を信じて突き進み、またそれを見ていて、援助の手を差し伸べる誠実な後援者もいるところに、時代へ息吹を吹き込む行動が出来上がるのでしょう。この物語以上に苦労もあることを想像すると、人間の偉大さを感じます。時代が変わっても受け継がれる内容です。」

 

「出光佐三をモデルに余りにも調子よく豪快に描かれている。
官僚の統制、業界の反発を次々にぶつけ、これを豪快にさばいてゆく姿は読者を惹きつける、流石ベストセラーの百田尚樹のサクセスストーリー。
敗戦から立ち上がり、メジャー、大英帝国と闘い、遂に超弩級の大型タンカーを建造し、世界を馳せる姿は将に世界に羽ばたく日本の躍進を彷彿とさせるものである。」

 


史上最強のCEO イーロン・マスクの戦い

内容紹介
「財産を残すとしたら、この男に贈る。彼なら未来を変えられるからだ」グーグル創業者ラリー・ペイジが絶賛する、規格外の経営とは?! 今、アメリカで最も熱い注目を浴びる経営者といえばこの人、イーロン・マスクだ。現在手掛けている事業は、電気自動車、太陽光発電、そして民間初の宇宙ロケット開発。これらはすべて共通の目的のもとに進められている。そのゴールとは「環境悪化が進む地球を守り、人類を火星に移住させる」こと。荒唐無稽にも見えるが、プロジェクトは着実に前進している。本書では、既存の方法論や権力に敢然と立ち向かうイーロンの戦いを描きつつ、新時代の経営者の要件をあぶり出す。NASAを驚かせた実行力と、GMも恐れる発想力で突き進むこの男、人類の救世主か、それとも大ぼら吹きか!?

 

口コミ情報

「本当に「地球と人類の未来の鍵」を握る人物だと感じています。
まだ、世界はイーロンマスクの偉大さに、気付いていないのかも知れません。
例えるならば、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズではなく、「アインシュタイン」や「ニュートン」でしょうか。
イーロンマスクは、複数の会社(IT企業、ネット決済、太陽光発電等)を起業。
売却することで、数百億円の資産を保有することに。
通常の人物であれば、これが人生のゴール。
しかも、ほんの一握りの人物しか到達できないゴールであるはず。
ただし、イーロン・マスクにとっては、単なる通過点。マラソンに例えれば、それはまだ100m地点ほど。
その資金を元手に「ポルシェより早く、フェラーリより安い電気自動車」を開発。
そして更には「宇宙ロケットの開発」にも着手。しかも、予算はNASAのたった1/10で、それを実現してしまう。
ただし、それも単なる通過点で、当面のゴールが「火星に人類を移住させること」。
まさに「地球と人類の未来」の鍵を握る人物。全てが超越しています。」

 

「 2015年5月1日の日経新聞夕刊。米国シリコンバレーにあるテスラ・モーター社を訪問した
安倍首相は満面の笑みを浮かべたイーロン・マスクに迎えられている。電気自動車試乗後、
「加速時ジェットコースターに乗ったみたいだった。日本も変化のスピードについていかないと、
活力ある成長はできない」と首相は強調した云々・・
 当書は天才イーロン・マスクのすさまじい戦いの記録である。イーロン・マスクのような
スケールの大きい人のことをひとことでどう言えばいいのかわからない。シリコンバレーの
革新的実業家、地球と人類を救うスーパーヒーロー、お金を惹きつける現代の錬金術師、
ポスト資本主義の行動する思想家・・。」

 

「企業は利益を追求するのが当たり前と信じて来た20世紀の企業人たちがこの本を読んだら、驚くだろうな。ビジネスマンはもちろん、若い人や学生さんたちにも読んでもらいたいです。

テスラの特許を無償公開してEVの世界普及に賭けるなんてスゴすぎる。マスク氏のやり方に触発されてトヨタもFCVの特許公開を決めたんだろう。

ロケット再利用も目からウロコだ。打ち上げたロケットが地球に戻って再利用できればそれだけでコストは2分の1になる。そんなこと皆わかっていても、誰もやらなかった。
常識に反してなにか新しいことをやろうとする時、周りは嘲笑する。何もしない人たちに限って反対する。
だけど、常識を打ち破るのはカネ儲けじゃなくって、「人類と地球を救う」というデッカイ信念なんだね。」

 


V字回復の経営―2年で会社を変えられますか

商品説明
 「太陽産業の役員室で開かれた経営会議は、上期の業績不振にもかかわらず、役員たちに危機感がまったく見られない。かつての花形企業も今は成長が鈍化し、マスコミには叩かれ、学生の人気も失せている。このままでは長い会社の歴史が終わる―― そう判断した香川五郎社長は決意を固め、まず役員人事で大なたを振るったのだったが…」
   本書のストーリーは、事業再建を専門にするコンサルタントである三枝が、過去にかかわった日本企業5社の事業改革を題材にしたもの。ストーリーはノンフィションとフィクションの間、つまり5社での体験を素材に、どの企業にもあてはまる「経営改革のモデル・ストーリー」を構成したものである。
   本書はフィクションであるが、それを感じさせない強烈なリアリティーを放っている。改革のもと、社内に生じる政治力学、葛藤、抵抗勢力とのかけ引きといった細部が徹底して描きだされているのだ。著者はストーリーの進行に合わせて組織硬直化の「症状」を分析したり、改革の「要諦」をまとめたりして、逐一処方箋を示していく。
   ストーリーは、現実の直視と分析、先導者の組織化、改革コンセプトの共有、戦略の意思決定、改革シナリオの現場への落とし込み…という改革のモデルパターンをたどって進む。自ら改革すべき企業の代表取締役となり、リスクと利害を共にするコンサルティングスタイルを取る三枝ならではの経験と知識がストーリーの中に凝縮されている。
   本書は、経営改革のシミュレーションとして他に類を見ないテキストである。けっきょく、「太陽産業」は各役割を担うリーダーが機能し、8年ぶりの年間黒字決算を達成するのだが、ここに日本企業再生のシナリオがあるような気がしてならない。(棚上 勉) --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

 

 

口コミ情報

「「V字型回復」という言葉に魅せられてこの本を手に取った。読み出すと止まらず一気に最後まで読み進んだ。2回
3回と反復して読んだ個所もあった。
 一気に読まずにはいられない理由は、書かれている内容がまさしく自分および自分の会社に当てはまっているものであるからである。喉に渇きを覚えながら、自分の環境(状況)に当てはめながら読んだ。
 具体的には、この本には不振事業の50の症状があげられている。例えば、
・組織内に危機感がない。
・ミドルが問題を他人のせいばかりにしている。
・「妥協的態度=決定の先延ばし=時間軸の延長=競争力
 の低下」のパターン。
・あれもこれもと開発テーマが多すぎる。
・組織に感動がない。表情がない。真実を語ることがタブ
 ーになっている。
等々、どきりとすることが書かれている。
 また、この本には、そこから脱却する色々なヒントが書かれている。それらをおおぐくりにすると、
・改革の糸口となるコンセプトを探す。
・組織全体を貫くストーリーを組み立てる。  
・熱き心で皆を巻き込む。
・愚直かつ執拗に実行する。
というプロセスでまとめられている。
 これらをヒントにして、現状の置かれている状況を打破したいものである。」

 

「いい本です。ストーリー仕立てになっているので一気に読みとおせます。また、実際に会社の中で起こっていることをふんふん、そうそうと思い当たることが多く、しかし、多くの会社が何も対策を打ってなかったことにも気づかされます。強烈な自省を求められる本です。でも、不快感はまったくありません。
買って、その日のうちに一気に読みとおした本はそうありません。この本は一気に読める本です。そして、自分の中に爽やかなやる気が満ちてきます。また、欧米型の経営手法に埋没するのではなく、新しい成果を求められる時代に適した日本型経営のスタイルを問いかけています。
現状分析を主観を交えずに、客観的にデータにより裏付けていくと言うのはわかっているようで出来ていないことです。それがなぜ必要かと言う事について、具体的なケースで問いかけてくれます。経営者には必読書です。おそらく、経営者に読んでもらいたい本のベスト書ではないでしょうか。どん底から這い上がる会社だけではなく、成長戦略をとろうとしている企業の経営者にもぜひとも読んでいただきたい本です。」